SHELLEY シェリー Queen Anne Iris シュガーボール
SHELLEY シェリー Queen Anne Iris シュガーボール TC18-0116-0
- 品番 :TC18-0116-0
- 在庫 :0
- サイズ:口径120x120 /H65
- 素材 :ポーセリン
- 製作 :1930年頃
- 値段 : 0円
※この商品は店舗でも販売をしております。行き違いで在庫がない場合がございます。
こちらの商品は現状でのお渡しになります。
商品画像に写っていない傷や汚れを見つけた場合、ご注文後に状態確認依頼のお知らせをお送りする場合がございますので予めご了承のほどお願いいたします。
「Shelley」は、20世紀のイギリスを代表する陶磁器メーカーです。
その歴史は1853年から始まり、1966年に閉窯して以降シェリーの製品は作られていないため、年々貴重なものとなっています。
世界中にファンクラブがあり、現代でも多くのコレクターがいることで知られるシェリーの製品は、「高級」であることにこだわり制作されていてどれも気品に溢れているのが特徴。
またティーカップだけでも40種類以上の形があり、コレクション性が高いところもシェリーの魅力です。
新鋭デザイナーや、他の有名窯で長く活躍したベテランデザイナー、風景画家など多彩なスタッフがいたシェリーは、「モダン」「クラシック」両極端な製品を数多く生み出しています。
こちらのシュガーボールは、「アール・デコ博覧会」の異名をもつ「パリ万国博覧会」の開催翌年1926年に初めて発表された「クイーンアン」と呼ばれるシェイプ(形)です。
シェリーのクイーンアンは、まさにアールデコブーム真っただ中に生み出されたシェイプと言えます。
デザインは、ハンドペイントで花菖蒲が描かれた「アイリス」と呼ばれるパターン。
水面からすらりと立ち上がる緑の葉と茎、青色の花がぱっと目をひきます。
また、プリントで表現された背景や周りの葉は水墨画のような濃淡が「さすがシェリー」。
独特のわびさびを感じさせ、鮮やかな花の色が、より美しく映えます。
このデザインは日本庭園から着想を得て作られたものと思われます。
イギリスで初めて日本庭園が紹介されたのは1893年。
建築家のジョサイア・コンドル氏によって書かれた本「ランドスケープ・ガーデニング・イン・ジャパン」です。
その後、1910年にはイギリス王立の植物園キュー・ガーデンズに京都・西本願寺の唐門のレプリカが作られたことで、たくさんの人の目にふれる機会が増えた日本庭園。
私たち日本人にとって心が落ち着く日本庭園が、イギリスの人たちにも同じように感じてもらえているとしたら嬉しいですね。
ちなみに、花菖蒲はアヤメ科の植物ですが、アヤメ科の植物の花言葉は「うれしい知らせ」だそうです。
砂糖が「富の象徴」だった時代のイギリスでは、大きなシュガーボールにお砂糖を「これでもか」と盛ってお客様をおもてなしすることがステイタスでした。
こちらのシュガーボールも大きめサイズです。
ヘルシー志向のかたはぜひシュガーボール以外の用途で使ってください!
小鉢としてもきっと素敵だと思います。
古い焼き物特有の小さな黒点がボールの中を中心にいくつか見られますが、ひびやカケ等なく状態は良好です。
【アンティーク品について】
ハンドメイドのアンティーク品については、色や絵柄に若干の個体差があります。在庫が複数あるものは、代表した一点を撮影しているため、細かな図案や小さなキズの位置などが掲載写真と異なる場合があります。キズなどにシビアな方は予めご了承の上ご注文を頂ますようお願い申し上げます。